もしぼっちが100人のリア充の中に入ったら ~第2話「ラブ・ストーリーは必然に?」~

先週の合宿 (https://marusingfire.hatenablog.com/entry/2019/06/30/004757) から、早くも一週間。昨日、ミュージカルの練習があった。

前日の夜に第1話を書き終え、次の日を楽しみに床についた。

 

朝起きたら、雨が降っていた。気分が下がる。
おまけに、出発する直前になって具合が悪くなってきた。「風邪引いた」と確信。

だけど今日は配役発表という大事な日だ、ここで休むわけにはいけない。もし途中でどうにもならなくなったら早退しようと思い、とりあえず行くことにした。変なところで「休んじゃダメ病」が発動。

 

今回の練習会場は家から3駅という近所にあった。自転車で行くつもりだったのだが、雨が降っていたので、電車で行くことに。

そんなこんなで調子が悪いまま練習会場に到着した。

 

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練習会場に到着。始まるまで他のメンバーとぼちぼち会話を交わす。

 

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今回の練習は配役発表からスタート。これから本番まで自分と運命を共にするだけに、ドキドキだ。

配役発表は、演出担当のスタッフたちによる小芝居も絡めながら進んだが、結構手が込んでいた。この回だけのためにここまでするのか、単純にすごいと思った。

 

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このミュージカルでは、まず大きく4色のグループに分かれ、グループ毎に特徴が異なる。オーディションの時に、どのグループに入りたいか希望を書くこともできる。

個人的に興味のあるグループもあったのだが、どこに入るか発表されるまでわからないドキドキを味わいたくて、僕はあえて希望を出さなかった。

 

まず最初にグループ発表。グループ毎に、1人ずつ名前が呼ばれていった。この時点では、誰と一緒になるのかだけ知ることができる。

発表が終わって僕は驚愕した。全体的にノリが良くて押しが強い感じのメンバー。「ノリが悪い」部類に入るだろう僕にとっては、自分だけ浮いている感じがした。

別に嫌だったという訳ではないが、頭の中が「?」で一杯になった。

次に色の発表。それぞれのグループの色を纏い、4人のリーダーが入ってくる。僕たちは何色のグループだろう?

蓋を開けてみたら、一番可能性が低いと思っていた色であった。またまた驚愕。

 

次は、誰がどこのシーンに出演するのかについての発表。
こちらは、自分が好きな役回りに入っていたり、すごく人気のあるシーンに入れてもらえていたりと、とても嬉しい感じだった。

 

そして、グループ毎に結成式みたいなことをした。1人1人決意を話した。そういえば僕がこのミュージカルを知るきっかけになった友達も、同じ色だったことを思い出した。

 

もしかしたらこの役になったのも、神様の思し召しなのかもしれない。自分がやることになった役を、心を尽くして愛そう。そう思うことにした。

 

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午後は、最初のシーンの練習だった。

 

オープニングに相応しいノリノリの曲で、歌っているとても楽しい気持ちになってくる。

この曲にはハモりの部分があるのだが、もともと合唱でバスをやっていたこともあってか、ハモるのが特にワクワクする。時間があっという間に過ぎていった。

 

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最初グループが発表されたときにはやっていけるか不安だったけど、グループ内によく話していた人があまりいなかった分、かえって話せる人が増えた。

ただ、「解」に少しでも近づけたかと聞かれたら、それは否である。練習を通して、僕はあまり話しやすい人になれていなかったように思う。

 

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まだ、相手のことを知ろうとする態勢が整っていないなと、帰ってから反省した。

相手のことを知るためには何が必要なのか考えた時、もうちょっと「今どんな気持ちなのか」を聞いてみようと思った。グループ発表されたとき、どんなことを思った?配役発表されたときは?今日の練習の感想は?

気持ちのキャッチボールを通して、1人でも多くの人と暖かい関係になれたらと思う。

そういえば大学時代、部活でとある先輩が練習後に「今日の感想は?」といろいろな人にインタビューして回っていたっけ。あれは案外効果的だったのかもしれない。

 

という訳で第2話はここまで。また来週も練習だ。