「ひと休み」のススメ ~サー同はいつもあなたのそばに~
※この記事は、サークルクラッシュ同好会新歓リレーブログ企画10日目の記事です。9日目の記事はsilloiさん (@silloi93) の「抱かなかった女たちの話」でした。
こんにちは。サークラ同好会会員のまるちゃん (@marusingfire) です。会員になってもうすぐ1年半になります。
今年の3月に大阪にある某大学の大学院を修了し、現在は紆余曲折あり高校教員を目指して勉強中です。関西からはもうじき離れてしまうのですが、これを今読んでくださっている方々といつかお会いできたら幸いです。
さて、コロナのせいで始まった感があまりないとは思われますが、新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます。
この記事は、サークルクラッシュ同好会というサークルに入ることが大学生活の中でどのような意義を持ちうるのかを、一会員として考えてみたものです。
サークル選び中の新入生のみならず、「自分の大学生活、これでいいのかな……」とモヤモヤしている上級生にとっても、この記事が少しでも役に立てば幸いです。
大学生活は楽しい
大学生活は、「人生の夏休み」と言われるだけあって、(おそらくほとんどの人にとっては) 一生の中でおそらく最も自由な期間です。
この期間を十二分に活用することで、自分の可能性を果てしなく広げていくことができるでしょう。勉学やサークル活動、学外活動など、至る所に自己研鑽の機会は転がっています。
学生時代の僕は、合唱とか教育関係の活動とかシェアハウスとかミュージカルとか、結構いろんなことに手を出しまくってました。どれもそれなりに楽しかったですし、いろんなことをしたことで「自分はどのように生きていきたいのか」がわかるようになりました*1。
今の人生が充実していると思えているのは、間違いなく大学生活のおかげだと言えます。
つらい時には「ひと休み」も必要
このように、大学生活は間違いなく楽しいです。
しかしその一方で、つらい・しんどいことも色々あります。例えば、サークル内で孤立した、好きな子に振られた、異性に弄ばれた、朝起きれなくて授業の単位を落とした、勉強する意味が見いだせなくなった、ぼっちで行動するのが怖い……などなど。
また、自由過ぎるゆえに、その自由に戸惑うこともあると思います。高校までは「やらなければいけないこと」をこなすだけでOKだったのが、大学に入ったらすべてを自分で決めなければならない……。これは意外とストレスの大きいことです。
哲学者のサルトルは「人間は自由の刑に処せられている」と言いましたが、大学とはまさしく、みなさんに「自由の刑」を課す所だといえるでしょう。
つらくなった時。しんどい時。寂しい時。疲れてしまった時。「人生詰んだ」と思った時。
そんな時には、ちょっと立ち止まって「ひと休み」してみてもいいんじゃないかと、僕は思います。
「ひと休み」することで見える景色があるかもしれません。
見えた景色の中に、あなたのこれからに役立つヒントが眠っているかもしれません。
大学の放つまばゆい光の影に隠れてしまいがちですが、大学のどこか片隅に、「ひと休み」できる場所は必ずあります。
そして、サークルクラッシュ同好会は、「ひと休み」にはうってつけの場所ではないかと思います。
サークルクラッシュ同好会での思い出
ここからは、僕のサークルクラッシュ同好会での思い出を語ります。
一昨年の秋、精神状態が悪化して大学院を休学していた頃に、たまたま参加したジェンダー系の読書会で、サークラ同好会設立者のホリィ・センと出会いました。
ホリィ・センのしているシェアハウス運動に興味を持っていたこともあり、後日「またお話したい」という旨のDM*2を送ったところ、「NF*3でサークラ同好会もブース出してるから、そこに来ればお話します」という返事を貰ったので、行くことにしました。
NFでホリィ・センや前会長のかしぱんと話をしたり、サークラ同好会の会誌を読む中で、「面白そうだし、活動参加してみたいな」と思いました。そこでかしぱんにサークラ同好会のグループLINEに招待してもらい、入会となりました。
入会した動機としては、当時の僕が生きづらさをこじらせていて*4、しんどさを共有できる場を欲していたことにありました。
初めて参加した時、僕が学部時代にサークルで経験したしんどかったことを例会後の食事会で話したのですが、その話にある会員が興味を持ってくれました*5。
これまでは「自分のしんどい話なんて誰も聞きたくないに決まってる」と心のどこかで思っていたのですが、多くの会員が人間関係で何かしらのしんどい経験を抱えていることもあってか、自分の話を興味を持って聞いてくれました。自分を受け入れてもらえる環境がそこにはありました。
それ以降、家から京大までは2時間近くかかるにも関わらず、例会にできる限り参加するようになりました。今はほとんど参加できていませんが、またいつか関西に戻ってくるようなことがあれば、参加したいと思っています*6。
サークラ同好会の例会に初めて来た時、もしかしたらあなたはびっくりするかもしれません。ほとんどの人はスマホいじったり勉強したりしてて会話していないし、会話があるとしてもホリィ・センと親しい人がちょっと話しているくらい。時間通りに始まることはまずないし、何らかの目的がある訳でもない。ですが、何回か参加すると、不思議とサークラ同好会に居着いてしまうようになります。それはきっと、サークラ同好会が、空気を読んだり場を盛り上げたりしなくても「ただいる」ことを許容してくれる場所だからだと思います。
「ただいる」ことができる心のオアシス。それがサークラ同好会です。
大人にならなきゃいけないかもだけど
現在の日本社会は、産業構造の変化や経済的な衰退、またそれに伴うコミュニケーション能力至上主義によって、「生きづらい」人を大量に生み出し続けています。そのような社会に適応しながら生きていくのは、ある種の人にとってはとてもしんどいことです。
ですが、それにも関わらず、私たちは社会から完全に離れて生きることはできません。大学にでも残れればまた話は違ってくるのかもしれませんが、そんな人は極一握りです。私たちの殆どは、何らかの形で社会性を身に付けて、「大人になる」ことが求められます。
この資本主義社会で「大人になる」ということは、何らかの金銭的な価値を生み出せる人材になる、ということだと言えるでしょう。それが合っている人もいれば、合っていない人もいます。そして合っていない人にとっては、この社会はあまりにもつらい。
だけどもしかしたら、社会の荒波に翻弄されながらも、何とか泳いでいくための道がどこかにあるかもしれない。あるいは、この社会と戦っていく術を身に付ける方法がどこかで見つかるかもしれない。そして、サークラ同好会でその術を身に付けた僕は今、まさしく次のステージに進もうとしているところです。
この記事を読んでサークラ同好会に少しでも興味を持たれた方は、ぜひサークラ同好会のTwitterをチェックしてみてください。そして、もし入ってみたいと思った方は、ぜひグループLINEに入りましょう。「来る者拒まず、去る者追わず」がサークラ同好会のスタンスです。
以上、長文になりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。明日からも生き延びていきましょう。